Non DubitoEssays in the Self-as-an-End Tradition
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第二次世界大戦と人間の目的

第二次世界大戦と、人を目的として扱うこと

ヴァイマルの崩壊からベルリンの壁、その後の開放性まで

1918年、コンピエーニュの森に置かれた一両の客車で休戦協定が結ばれた。1961年、ベルリンには人の退出を止める壁が築かれ、1989年、その壁の検問所を市民が歩いて越えた。五篇は、この七十年余りを制度と人間の関係から読む。

焦点は、どの国民が善く、どの国民が悪かったかではない。国家、軍、党、市場、国際機関が何を最終目的に据え、個々の生をどこまで交換可能な資源として扱ったか、また異議と訂正の回路を残したかである。

制度の裂け目は、それだけで正義を保証しない。しかし情報、反対、退出、責任追及が通れる裂け目がなければ、誤りは制度自身の言葉で正当化され続ける。人を目的として扱うとは、その裂け目を具体的な場面で使い、守り、広げる営みである。

Han Qin (秦汉) · 2026 · 5