ゲーム批評・全4篇 · 03 / 04
キム
キムはハリーの告白を同行の入場料にしない。職業上の信頼は獲得も喪失もするが、一人の同僚として扱う資格まで承認の報酬にはしない。
ゲームが見せること
片方の靴も記憶もない刑事を前に、キムは嘲笑も救済もせず、手帳を開いて事件を始める。嘘や怠慢には正確に反応する一方、ハリーの人生を代わりに設計しない。
選択の重さ
この距離は冷たさではない。助けることと引き受けることを分け、相手が失敗できる余地を残しながら、共同の仕事に必要な基準は下げない。
残る問い
良い同行者は無条件に褒める人でも、相手を正しい形へ作り替える人でもない。立つ場所を残し、そこで何をするかは本人に返す人である。
日本語読者に向けて独立に編集・再構成した版です。