ゲーム批評・全4篇 · 04 / 04
脱走兵
ドロスは四十三年間の思想的忠誠を、一度の恐怖への答えとして使う。説明が長く保たれたことは、それが人生全体を真実にする証拠ではない。
ゲームが見せること
革命の最後の戦いで隠れた若い政治委員は、島に残り続ける。遠くから町を見て、変化した人々を堕落と呼び、自分の孤立を純潔として語る。
選択の重さ
思想は本当の不正義を指している。しかし同じ言葉が、撃たなかった瞬間、欲望、嫉妬、殺人を一つの英雄的物語へ並べ直し、本人を検証から守る。
残る問い
その隣に現れる巨大なナナフシは、彼の帳簿に入らない。世界には説明より大きいものがまだ存在し、それを見る力は正しさを守ることとは別である。
日本語読者に向けて独立に編集・再構成した版です。