テレビドラマ · 『THE WIRE/ザ・ワイヤー』 · 全9篇 · 01 / 09
統計――数字が仕事を測るのではなく、仕事を作るとき
成績、犯罪件数、解決率は現実の一部を見せるが、報酬と罰が結びつくと人々は数字そのものを作り始める。
場面
警察では犯罪を軽く分類し、遺体を管轄外へ置く。学校では子どもに試験の答え方を教える。現場は嘘を好むのではなく、上へ届く唯一の言語へ適応する。
構造
測定は必要だ。問題は指標が現実を代表するのをやめ、現実の方が指標へ合わせて切られる瞬間にある。その外に落ちた被害、学び、人は存在しない扱いになる。
残る問い
よい数字を疑う制度を作れるだろうか。改善を褒めながら、数え方を変えた人と数えられなかった人の声にも同じ席を渡す必要がある。
中英版をもとにした日本語での独立再構成。六つの制度、二つの個人的な法、四人の少年、そしてほぼ全てが反復する最終場面を辿る。全編のネタバレを含む。