心に従えと言われても、心の中では安全を求める声、挑戦したい声、期待に応えたい声が同時に話している。
最も大きい声が最も自分らしいとは限らない。恐怖は急ぎ、長い関心は小さな声で繰り返すこともある。
外から来た影響が混じるから偽物、というわけでもない。言葉も価値も他人から学び、その後で自分の経験に照らして選び直す。
心を聞くとは、最初の声に服従することではない。時間を置き、代償を確かめ、それでも戻ってくる方向を、自分の判断として引き受けることである。
内なる声を比べるときは、反対意見を想像するとよい。誰にも褒められず、失敗してもなお戻りたいか。答えが揺れても構わない。心を聞くとは、声を一度で確定することではなく、経験の中で聞き直すことだ。