物語の場面

川を流れる鉄の壺は、陶器の壺に近くへ来れば守ると言う。陶器の壺は断る。岩よりも、波に揺られて鉄の壺とぶつかることのほうが怖いからだ。善意があっても、重さの差は消えない。

教訓が見落とすもの

強い側は外敵から守れることを、自分と近くいる安全の証明にしやすい。大企業と小さな取引先、保護する親と子、軍事同盟の大国と小国。強者の普通の動きが弱者には衝突になるなら、保護そのものが危険を運ぶ。

結末を開いたままにする

本当の保護は「私が傷つけるはずがない」と言うことではない。距離、速度、拒否、退出を弱い側が決められるようにすることだ。陶器の壺が離れたいと言うとき、その判断を恩知らずと呼ばないことから安全は始まる。