Non DubitoEssays in the Self-as-an-End Tradition
EN|中文|繁體|日本語|Français|Deutsch|Español|한국어
← SAE衝突論――二つの法が出会うとき
SAE · 衝突論 · 全7篇 · 05 / 07

私は彼を理解した

理解は衝突を解く鍵ではない。ときに相手を理解したあと、違いはいっそう明確になる。

理解しても残るもの

相手がなぜそう考えるかを正確に語れるようになっても、要求される二つの行為はなお両立しないことがある。理解を合意の前段階とだけ考えると、合意しない相手を『まだ理解不足』として扱ってしまう。

涵育は教化ではない

相手が自分の法をより明確に見つけられる条件を作ることは、こちらの結論へ導くことではない。よい対話の結果、相手の反対が強くなる場合さえある。それでも理解は失敗ではない。

最初の一歩

『私を分からせる』より先に、相手の言葉が相手の内部でどうつながるかを聞く。その非対称な一歩は服従ではなく、相手をこちらの説明の登場人物にしないための節度である。

中英版の論証を保ちながら、日本語の読者が議論の運びを追えるよう独立に再構成した版。厳密な定義と全論証は中英版を参照。